最終話 

 不思議別世界物語作:ねずみ犬さん

★きっと また いつか――


 一行は、ライトレインシティの、LLGの家にいた。

ナイトメア「…」
ブロッサム「ほら、治療完了したんだし、観念しなさいっ」
ナイトメア「やーなこったっ」
バターカップ「…今のあんたは何もできない。いい加減観念したら?」

 大巫女であるルージュが、ナイトメアから悪魔の力と黒魔導師の力を取り消したのだ。

ナイトメア「…わかったよ、ほら最後の10個」
フローラル「確かに」
ルージュ「あなたが悪魔を志願しても、もうさせませんよ?天使ならいいですが」
バブルス「まぁまぁ、もういいじゃない?クリスタルは全部手に入れたし」
ルージュ「…えぇ…」
ブリック「?」
ロマ「…アクアタウンに戻って、マキルとラインズを連れ戻したら、もう…私達とは…」
ブーマー「あ…そっか…」
一行「…」

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

――アクアタウン――

マキル「クリスタル全部集まったの?おめでとう!」
ラインズ「ふぅ〜…やっとタウンズヴィルに戻れるよ」
一行「…」
ルージュ「…それでは…時空の裂け目を開きます」
クウリ「ほれ、クリスタルを」
ルージュ「はい…出でよ、時空の裂け目!!!」

パアアアアァァァァァァァ…

 眩しい光に目をつぶり、再び目を開けると――
 上空には、「ホワイトホール」のようなものができていた。

ルージュ「さぁ。あの中に入って」
リクリ「…早く」
ブッチ「…ああ」
ルージュ「クリスタルは、聖寺院の近くにある、還らずの洞窟に封印します。狙われるし…」
フローレル「ということは…もう、会えないの?」

 フローレルが、涙目で聞く。

ロマ「…そんなこと、ないよ」
バブルス「え?」
ロマ「だって…離れても、私達はずっと友達…でしょ?」
バターカップ「だけど…」
クウリ「…受け取れ」

 そういうと、クウリは服のポケットに手を入れ、何かを取り出すとブロッサムの手の上に置いた。

ブロッサム「これは…クリスタル?」
リクリ「破片だけどね。…私達と出逢ったのが、夢だと思わないように」
ブリック「…サンキュ」
リクリ「人数分あるから。マキルとラインズの分も、ちゃんと」

ロマ
「…元気でね」
ルージュ「また会えますよ」
クウリ「妾達とは、また、会えるぞ。きっと また いつか――

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

バブルス「…う…」
ブッチ「あれ…此処はさっきの…公園?」
バターカップ「夢、だったのかなぁ…」
ブロッサム「…いいえ、夢じゃないわ。見て!」

 ブロッサムの右手には、クリスタルがしっかりと握られていた。

フローラル「夢じゃ、ない…」
フローレル「…LLG…クウリ…ゼロ…ファルス…」
ブリック「…」
???「…だいまーーーーーーー!!!!!!」
一行!!!???



どすーーーん!!!




ロマよっ!!

フローラル「あ、ロマ!?なんで!?クリスタルは封印したんじゃ…」
ルキア「あのね、私とクウリ様で協力して、時空の裂け目をクリスタル無しで開いたの。失敗すれば命を落とす大技を使ってね」
クウリ「全く、妾がこんなことに巻き込まれるとは…妾が命を落としたら永遠に祟ってやろうと思っていたぞ、ルージュ殿!!」
ルキア「えー、すいませんでしたぁ…いいじゃないですか、成功したんだし、成功すればもう自由自在に時空の裂け目開けるんだからー…」
ブロッサムきっと また いつか――
クウリ
ブロッサム「…会えたね!!」



 澄んだ蒼い空には、虹が出ていた――

+―おわり